はじめに
IRIAMは、表情豊かなアバターを使った配信が可能なライブ配信アプリです。配信の質を高めるためには、マイクの選択が非常に重要になってきます。本記事では、IRIAMで使えるおすすめのマイクとその選び方について詳しく解説していきます。
IRIAMに適したマイクの種類
IRIAMでは、高音質な音声を届けることが何よりも重要です。そのため、コンデンサーマイクが最適な選択肢となります。
コンデンサーマイク
コンデンサーマイクは、音の取り込み範囲が広く、低音から高音までクリアに音声を捉えることができます。特に人の声を収録する際には、適した性能を発揮します。一方で、湿気や振動に弱いというデメリットもあります。
IRIAMライバーに人気なのが、audio-technicaのAT2020です。高音質でコストパフォーマンスが良いことから、累計出荷台数100万台を超える人気モデルとなっています。
ダイナミックマイク
ダイナミックマイクは、コンデンサーマイクに比べると音質が劣りますが、湿気や振動に強く、耐久性に優れています。スピーチなどの用途に適していますが、IRIAMのように高音質が求められる配信には向いていません。
ただし、ロードキャスティングなどハイボリュームな場面では、コストパフォーマンスに優れたダイナミックマイクが使われることもあります。
予算別のおすすめマイク
IRIAMで使えるマイクには様々な価格帯のものがあり、予算に合わせて選ぶ必要があります。ここでは予算別におすすめのマイクをご紹介します。
5,000円以内
5,000円以内の予算ならば、スマホ用のコンデンサーマイクがおすすめです。マイク本体にエコーや音楽再生機能が備わっているため、配信に最適です。
具体的におすすめなのが「ゼルサウンド」で、価格は2,980円(税込)からとコストパフォーマンスが高いです。
1万5,000円以内
1万5,000円以内の予算であれば、「センスライフライク2」のようなバイノーラルマイクが良い選択肢となります。このタイプのマイクは、耳に装着することで実際の耳の構造を再現し、立体的で没入感のある音声を届けることができます。
価格は13,800円(税込)と比較的リーズナブルで、ASMR配信などに最適です。
4万円以上
4万円以上の予算があれば、オーディオインターフェイスとコンデンサーマイクのセットがおすすめです。特に「YAMAHA AG03 Mk2」とコンデンサーマイク「LCT240Pro」の組み合わせが人気です。
AG03にはエコー機能や楽器の直接入力が可能で、LCT240Proは高音質な録音が可能です。このセットでハイクオリティーな配信を実現できます。
オーディオインターフェイスの活用
IRIAMの配信でさらに高音質を目指すのであれば、オーディオインターフェイスの活用が必須となります。
オーディオインターフェイス2台構成
1台目のオーディオインターフェイスでDAWに音を入力し、ノイズ除去やイコライジング、コンプレッシングなどの音作りを行います。その後、2台目のオーディオインターフェイスに出力し、スマホに接続して配信します。
この構成を取ることで、ライブ感とスタジオクオリティーの両立が可能になります。さらにナノコントローラーを使えば、ボリューム調整やBGM切り替え、効果音の出力など様々な操作が可能です。
特殊な音声の実現
オーディオインターフェイス2台構成を使えば、特殊な音声の実現も可能です。例えばASMR配信の場合、DR-07Xなどのバイノーラルマイクを使ってリアルな音を収録できます。
またケロケロボイスなどのボーカルエフェクトを使いたい場合は、DAW上でオートチューンをかけたり、イコライザーで調整を行えばリアルタイムでエフェクトをかけられます。
マイク選びのポイント
IRIAMでマイクを選ぶ際は、音質はもちろんのこと、ノイズ対策や指向性、耐久性なども考慮する必要があります。
ノイズ対策
特にコンデンサーマイクはノイズを拾いやすいため、対策が重要です。スタジオ環境であればノイズトラップを設置するなどして対応できますが、自宅配信の場合は指向性の良いマイクを選ぶことがおすすめです。
単一指向性のマイクであれば、正面からの音声のみをピックアップすることができ、周りの雑音を減らせます。例えばBlue Microphones Yetiなどは、指向性を切り替えられるため便利です。
耐久性
放送用の業務でマイクを使う場合は、耐久性が重要になってきます。ダイナミックマイクは振動に強いため、屋外の配信にも適しています。また、衝撃吸収機能付きのマイクを選べば、配信中に誤ってマイクを倒しても音割れを防げます。
例えば、HyperX QuadCastやSHURE SM7Bは、衝撃吸収機能付きで人気があります。
まとめ
IRIAMの配信で高音質を実現するには、使用するマイクの選定が非常に重要です。本記事でご紹介したように、予算に合わせてコンデンサーマイクやダイナミックマイク、バイノーラルマイクなど、用途に適したマイクを選びましょう。さらに、オーディオインターフェイスを活用することで、立体的で臨場感あふれる音声を実現できます。ぜひ参考にしていただき、より魅力的な配信を目指してください。
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